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© Keystone / Peter Klaunzer

カバーレター、職歴証明書、推薦状…。スイスで就職するチャンスを得るためには、慎重に応募書類を揃える必要がある。

求人情報

求人情報は新聞、求人サイト、人材派遣会社・職業紹介会社のサイト、または各企業のウェブサイトに掲載される。

求人広告を出さずに採用プロセスを進める企業も多い。そのため求人を出していない企業に直接応募書類を送ってみたり、人脈を広げ、知人に探している職種を知らせることも有用だ。最初のアプローチとしては、応募したい会社にカバーレターを添えて履歴書を送ればいいだろう。

応募書類

山のような応募書類の中から採用担当者の目に留まるチャンスを得るためには、慎重に応募書類をそろえる必要がある。一般的に応募に必要な書類は次の通り。

カバーレター:1ページ以内に収め、自分の強み(資格、経験、意欲など)をアピールする。カバーレターは応募先の企業や募集職種(ポスト)に合わせてその都度作成する。

履歴書:将来の雇用主が関心を持ちそうな全ての情報がひと目で分かるように、簡潔に見やすくまとめる。1~2ページ以内に収めるのが望ましい。一般的には、連絡先、学歴・資格、職歴、特別な知識やスキルなどを記載する。企業や募集ポストに合わせて臨機応変に作成し、職歴では空白期間が無いようにする方がおすすめ(無職期間にするよりも、例えば、1年間を海外旅行に費やしたなどと書く方が良い)。

写真を入れるなら、高画質であることは必須。

職歴証明:前職の退職時にもらう勤務証明書を添付するのが一般的

学歴・資格・語学証明:特に重要だと思われる証明書を1~2枚添付する

推薦状:過去の雇用主や上司からの推薦状があると有利

求人広告で提出する応募書類をあらかじめ指定する企業もある。通常は郵送で応募書類を送ることが多いが、最近はオンラインで応募できる企業や求人ウェブサイトも増えている。

基本的に、カバーレターや履歴書は求人広告や企業のウェブサイトに使われている言語で作成する。

応募から約2週間経っても企業から連絡がない場合は、電話で状況を問い合わせることもできる。

就職面接

企業にとって面接は応募者を選考する上で決め手となる重要なステップ。企業や事業内容、職種に関連する分野について事前に調べ、十分に準備することが大切だ。自分の弱点や履歴書に関する質問を想定して面接に備え、希望する給与額などを考えておくことも役に立つ。

スイスでは時間を守ることも重要。服装は企業や職種にふさわしいものでなければならない。

面接では笑顔を心がけ、相手の話に注意深く耳を傾け、話を遮らないようにする。会社への興味を示し、質問をすることも望ましい。また、自分の実績やスキルを直接アピールする良い機会でもある。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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